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測量とは

●測量とは
 「測量」とは広辞苑によれば、「器械を用い、物の高さ・深さ・長さ・ 広さ・距離を測り知ること。地表上の各点相互の位置を求め、ある部分の 位置・形状・面積を測定し、かつこれらを図示する技術」とされています 。
 このように測量とは測定物の位置関係を求め、これを数値や図で表現し 、あるいはその測定資料をもとにして種々のデータ処理を行う一連の技術 であります。
 測量はその規模によって測地的測量と平面測量に分けられます。測地的 測量は、地球が球形であることを考慮に入れて行う精密な測量で、測量が 広範囲にわたる場合には測地的測量を用いなければなりません。また、平 面的測量は地球の表面を平面と考えて行う測量です。ちなみに精度を百万 分の一とする場合、10km以内の測量は平面測量で行います。


○測量の分類
 測量は、測量する規模・目的・方法/使用機器・測量法などによりいく つかの種類に分けることができます。
分類
種類
説明


測地的測量
測量する範囲が広いときは、地球が球形であることを考慮に 入れて、この方法を用いて測量します。
平面測量
地球を平面とみなして測量します。測量士が行う測量はほと んどがこの方法を用いた測量です。


基本測量
基準点の確認や基本的地図を作成するための測量です。
地形測量
地球表面上の地形や地物を測定し、地形図を作成するための 測量。
土木測量
路線、河川、港湾、都市計画、トンネル測量など土木工事に 必要な図面や資料を得るための測量。
天文測量
天体の星の位置や動き、地球上の諸地点の位置(経度、緯度 )の確認や決定を行う測量。
その他の測量
測量の目的によって、農林地測量、地籍測量、建築測量など がある。



使



距離測量
巻尺(布、エスロン、スチール)を使用した各測点間の水平 距離の測定
角測量
トランシット、セオドライト、コンパスを使用した水平角ま たは鉛直角の測定。
水平測量
児童レベル、ワイレベル、微動レベル、標尺を使用した各点 の高低差、標高を定めるための測量。
平板測量
平板、アリダード、標尺を使用した地物、建物の位置や形状 の測量
スタジア測量
トランシット、アリダード、標尺を使用した距離及び高さの 測量。
写真測量
航空機、カメラ、図化器を使用した測量。
三角測量
セオドライト、光波測距儀を使用した基準点の位置を決定す る測量。
多角測量
トランシット、鋼巻尺を使用した三角測量内部の骨組測量。 従来の三角測量に変わって使われるようになった測量です。



基本測量
すべての測量の基本となる測量で、建設省国土地理院が行う 測量。三角点そくr用、水準点測量、国土基本図測量、地形図測量などが ある。
公共測量
道路、建物などの工事のための局地的測量。国土地理院以外 の省庁、公団、市町村が行う測量。
この他にも三辺測量、GPS測量、水準測量などがあります。

○測量の基準
 地表上の諸点の位置を便利に的確に表示するには、共通して用いること のできる基準が必要となってきます。骨組測量や細部測量を行う場合、そ の地域が日本のどの位置にあるかを正確に位置づけしなければなりません 。この場合、測量の基準点を三角点(経緯度原点)から導き出すのが一番 の方法となります。
 すべての三角点の位置は、国土地理院に保管されている水準成果表を利 用することができます。(三角点は下記の写真を参照)
sankaku.jpg


○測量に関する法律
 測量に関する法律や制令には多くのものがあります。日本での測量はこ の法律をもとに実施されています。
法律名
説明
測量法
最も基本的な法律で、国や公共団体が実施する土地の測量に ついて、実施の基準および実施に必要な権能を定め、測量の重複を覗き、 測量の正確さを確保するとともに、測量行の適正な運営と健全な発達を測 り、各種測量の調整及び測量精度の改善に役立てることを目的としていま す。
水路業務法
水路測量の成果や海洋に関する科学的基礎資料を整備し、海 空交通の安全の確保に寄与するとともに、国際間の水路に関する情報の交 換に役立てることを目的としてます。
土地家屋調査士法
土地登記簿における不動産の表示の正確さを確保するため、 土地家屋調査士の制度を定め、その業務の適性をはかることを目的として います。
国土調査法
国土の開発、保全、利用の高度化に資するとともに、地籍の 明確化を図るため、国土の実態を科学的かつ総合的に調査することを目的 としています。
土地区画整理法
土地区画整理事業に関し、施行者、施行方法、費用の負担な どを規定することにより、健全な市街地の造成を図り、公共の福祉の増進 に資することを目的としたものです。
国土交通省公共測量作業規程
測量法第33条第1項の規程に基づき、国土交通省の行う公共測 量について、規格を統一し、必要な制精度を確保する目的で、その作業方 法などを定めたものです。